【法改正】従業員500人以下の社会保険適用拡大まで1年を切りました!
投稿日:2021.10.07
令和2年の改正年金法により、令和4(2022)年10月から段階的に一部のパート・アルバイトの方の社会保険の加入が義務化されます。
(出典 厚生労働省「社会保険適用拡大特設サイト」)
①令和4(2022)年10月からの対象企業
令和4(2022)10月から、従業員数101人~500人の企業で働くパート・アルバイトが新たに社会保険の適用になります。
②令和6(2024)年10月からの対象企業
令和6(2024)年10月から、従業員数51人~100人の企業で働くパート・アルバイトが新たに社会保険の適用になります。
法改正に対応するには、新たな加入対象者の把握、社内周知、対象者への説明、書類の作成・届出が必要です。
101人~500人の企業への適用まで1年を切りました。
まずは自社の状況を把握することから、しっかり対策しておきましょう。
また、施行期日より前に適用拡大に取り組む(選択的適用拡大)と、助成金が受けられたり、補助金が優先的に受けられる場合があります。
「キャリアアップ助成金 選択的適用拡大導入時処遇改善コース」
- 社会保険労務士等の専門家を活用して従業員とコミュニケーションをとり、適用拡大を行った場合、19万円
- さらに、パート従業員の社会保険加入の際に基本給も増額した場合、1.9万円~13.2万円(増加幅に応じて従業員1人あたり)
- さらに、短時間労働者に関する人事評価の仕組み・研修制度を整備した場合、10万円を受給できます(全て中小企業に係る金額)。金額は一定の要件を満たせばさらに増える場合があります。
⇒詳しくは、厚生労働省 キャリアアップ助成金
「中小企業生産性革命推進事業」
取組内容に応じて3種類の補助金が受け取れます。
- ものづくり補助金: 最大1,000万円
- 持続化補助金: 最大50万円
- IT導入補助金: 最大450万円
補助を受けるには審査を経て採択される必要がありますが、選択的適用拡大を行った企業は、応募要件が緩和されたり、審査の加点項目となるなど、優先的に支援が受けられます。
⇒詳しくは、独立行政法人中小企業基盤整備機構 中小企業生産性革命推進事業