職場環境の改善に5S活動を
投稿日:2023.02.15
令和4年5月に発表された、令和3年の労働災害発生状況の取りまとめによると、
死傷者数が最多の事故型は「転倒」、次いで「動作の反動・無理な動作」(新型コロナウイルスのり患を除く)となっています。
5S活動とは
5S活動とは、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の5つの言葉の頭文字「S」をとった言葉で、
安全で健康な職場づくり・生産性の向上を目指す活動を指します。
例えば、社内を「清掃」「清潔」を行うことで足元の動線が良くなり転倒を防止したり、
「整理」「整頓」をすることで無理な姿勢を取らなくてもよくなったり、
労災事故の防止や、職場環境の改善により生産性向上へと繋がります。
整理 …不要なものを捨てること
不要品、誰が管理しているか不明のものがないか。必要か不要か、を定期的に判断する。
例)傘立て、冷蔵庫の中、部屋の隅、棚の中や上、社有車の中、更衣室のロッカーの上・中、
机の下、パソコン内のデータ
整頓 …使いやすく並べて表示すること
必要な時に使いやすい収納場所であることを目的として(地震対策も考慮)、余裕を持った収納場所を確保し、
消耗品は使用する場所の近くに補充品を保管する。
収納位置が誰にも分かりやすいように表示すると良い(文字や写真)。
清掃 …きれいに掃除をしながらあわせて点検すること
定期的に清掃を行う。
例)机・棚の上のホコリ、コンセント周辺のホコリ、ごみ箱の周辺、シュレッダー周辺、
パソコン周辺、水回り、共用の冷蔵庫内、電子レンジ内、窓回り、ホワイトボード(ボード面、ペンを置くところ、イレーサー)
清潔 …きれいな状態を維持すること
共用スペースを清潔に保つ。感染症対策として、消毒薬の管理(使用期限、補充など)、
職場で感染症が広がらないように手指消毒の環境を整える。
しつけ …きれいに使うように習慣づけること
社内での習慣づけを行う。
例)ものを使用したら、整頓された元の場所に戻す。補充する。
離席するときは椅子を戻す。
ドア・引き出しは開けたら閉める。