【1月の給与計算メモ】年間スケジュールを確認しておきましょう
投稿日:2022.01.07
1月の給与計算メモでは年間スケジュールについて取り上げたいと思います。
給与計算は月単位の業務ですが、前月の計算結果から当月の給与計算へ、さらに来月へと処理の流れがあります。
また、毎月の処理に加えて、年次業務も意識して進めることが大切です。
毎月の処理で管理が済むことと、年間での情報管理が必要なことがありますので、正確に処理をするために年次のスケジュールもチェックしておきましょう。
給与計算業務では1月から12月までの1年で管理するとわかりやすいのですが、4月から翌年3月までの年度で管理したり、決算期に応じた管理なども考えられますので、自社にあった1年の区切りで管理するとよいでしょう。
主な流れ(例)
1月 |
法定調書の提出(税務署) 給与支払報告書の提出(市区町村) |
2月 | |
3月 | 新規採用者、異動者の給与決定 |
4月 | 新卒社員・異動社員の給与設定 定期昇給 健保・介護保険料率の変更反映 |
5月 |
4月入社社員の社保料控除開始 (社保料が翌月給与から控除の場合) |
6月 | 住民税の新年度控除額を登録 賞与の計算(6月賞与支給の場合) |
7月 |
労働保険:年度更新(保険料計算) |
8月 | 4月昇給による随時改定者の社会保険料改定 |
9月 | 厚生年金保険料率の変更 |
10月 |
月に算定基礎届を提出した者の社会保険料改定 (社保料が翌月給与から控除の場合) |
11月 | 年末調整準備(社員に案内、必要書類の配布) |
12月 | 賞与支給 年末調整実施 |
このように年間を通じてみたとき、一般的には4月(入退社や異動に伴う登録や設定変更)、6〜7月(労働、社会保険の手続きのための集計、賞与支給)、11〜12月(年末調整、賞与支給)、1月(法定調書、給与支払報告)が繁忙期となります。
繁忙期を意識し、余裕のあるうちに、マニュアルの確認、行政機関からの情報入手、配布・回収する内容の整理などの準備を進めておきましょう。
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