【就活ルールは2023年卒も現状維持】2023年新卒採用 企業が今やるべきことを考える【就活ルールは2023年卒も現状維持】
2023年新卒採用 企業が今やるべきことを考える
投稿日:2021.09.06
経団連が2021年卒(2021年春入社)以降の学生に対する「就活ルール」を廃止し、
以降の主導は政府に引き継ぐと声明を出して以来、
新卒採用市場の変動や各企業が実施する採用活動への注目が高まっています。
現在のところ、政府は、「当面はこれまでの就活ルールに沿った採用スケジュールを踏襲する」としていますが、
就活ルールの廃止・変更は、新卒採用をする企業がどのような措置を講じるかを決定する上で重要な要因となります。
今回は、今後企業は「就活ルール」に則ってどのような新卒採用活動を行うべきか、
どんな対策を準備しておくべきかについて考察いたします。
2020年卒までの新卒採用スケジュールは、日本経済団体連合会(以下、経団連)が策定する
「就活ルール(採用選考に関する指針)」に則って計画されました。
広報解禁日 | 大学3年次の3月 |
選考解禁日 | 大学4年次の6月 |
内定解禁日 | 大学4年次の10月 |
繰り返しになりますが、2021年以降は、政府が経団連に代わって新たなルール作りを主導することとなり、
政府は「2022年卒の学生に対しても現行ルールを適用する」こととしています。
これは、2023年以降もしばらくは同じ日程になる可能性が高いということを示唆しています。
2023年卒採用のスケジュールは以下の通りです。
広報開始 | 2022年3月1日 |
選考試験開始 | 2022年6月1日 |
内定出し開始 | 2022年10月1日 |
※実際は独自のスケジュールで選考を進める企業も少なくありません。
以上のように、政府が主導する就活ルールは「現状維持」ということになりましたが、
2021~2022年の採用スケジュールは、新型コロナウイルスの影響により、全体的に後退傾向にあると言われています。
さらに、採用者数を大幅に削減した企業や内定取り消しの事態が報道されていることで、
就職活動に不安を抱く学生が増加傾向にあります。
企業側も人員確保の遅れを取り戻す必要があるため、2023年採用スケジュールの早期化が予想されます。
コロナが収束し対面が全面許可となった場合には、他企業とのスピード勝負となるでしょう。
一方で、コロナが収束しなかった場合にはオンラインでの面接・選考の必要性が一層高まります。
アフターコロナとwithコロナの双方に対応できるよう、対策を講じておく必要があります。
早めに採用計画の立案、広報活動の準備を行うことで、
採用活動を効率化し効果を高めることができます。
自社に合った学生を採用できるよう、戦略的なスケジュール設計を行いましょう。
初めて、またはものすごく久しぶりに新卒採用を行うという企業の方で、
「何をどうやって始めればよいのか」とお悩みの方もいらっしゃると思います。
毎年激しく変化する新卒採用市場に対して、今年はどんな施策や手法を取ればよいのか。
また、新卒者を受け入れてこなかった組織の制度(ハード)や風土(ソフト)で必要なものは何か。
そもそも新卒採用を実施するとは、どういうことなのか。
初めての新卒採用で選ぶべき採用手法だけでなく、会社全体で準備しなければならないことや注意事項について、
ご相談は、お気軽に当法人担当者へお寄せください。