2024年12月の記事一覧
年末のご挨拶
早いもので、年末のご挨拶をさせて頂く時期となりました。
皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
本年も格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
来年も職員一同、更なる発展、飛躍に向けて努力をする所存ですので、
より一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
なお、フクシマ社会保険労務士法人では下記の日程で年末年始休業とさせて頂きます。
誠に勝手ではございますが、何卒ごご理解いただきますようお願い申し上げます。
来年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げまして、年末のご挨拶とさせて頂きます。
フクシマ社会保険労務士法人 職員一同
<年末年始 休業期間>
令和6年12月28日(土) ~ 令和7年1月5日(日)
※令和7年1月6日(月)より平常通り営業いたします。
休業期間中にいただいたお問合せについては、令和7年1月6日(月)以降、順次対応させていただきます。
(ホームページからのお問い合わせにつきましても、同様とさせていただきます。)
【相談の現場から】「職場環境の改善」に使える助成金はありますか?
今回は現場に寄せられた質問から、職場環境改善に資する助成金の活用についてご紹介します。
Q.時間外労働が多いので、労働効率をアップさせる機器を購入したいと考えています。使える助成金はありますか?
取り組みによって使える助成金はあります!
「労働効率をアップさせる機器」の購入にあたっては、
働き方改革推進支援助成金や業務改善助成金の活用が考えられます。
どちらもご支援実績の多い人気の助成金ですが、
機器を購入すれば受給できるものではありません。
購入と同時に取り組む内容によって、活用できる助成金は異なります。
それぞれの助成金の、「助成金の目的」「助成要件の取組」「助成額」をご紹介します。
働き方改革推進支援助成金
この助成金は4つのコースに分かれています。
- 業種別課題対応コース
- 労働時間短縮・年休促進支援コース
- 勤務間インターバル導入コース
- 団体推進コース
ここでは「労働時間短縮・年休促進支援コース」についてご紹介します。
「助成金の目的」
働き方改革の推進に向けて、「時間外労働の削減」「年次有給休暇や特別休暇の取得促進」を目的としています。
ポイントとしては「導入する機器が労働時間を短くするかどうか」です。
「助成要件の取組」
機器の導入と同時に取り組むべき内容は、以下の1~3となります。(複数の取組OK)
1.36協定の時間外・休日労働時間数を縮減すること
2.年次有給休暇の計画的付与を導入すること
3.時間単位の年次有給休暇と特別休暇を導入すること
「助成額」
導入機器の代金の3/4 または 助成要件の取組に応じた上限額
(事業規模30名以下かつ導入機器の代金が30万円を超える場合は、4/5または上限額)
業務改善助成金
この助成金は、正確には「中小企業最低賃金引上げ支援対策費補助金」といいます。
賃上げに関する計画を申請し、交付決定を受けた上で機器の導入を行う必要があります。
「助成金の目的」
名称のとおり、賃金の引上げに向けた対策としての環境整備を図ることを目的としています。
ポイントとしては「最低賃金が一定額以上引き上がっているか」です。
「助成要件の取組」
機器の導入と同時に取り組むべき内容は、以下1・2となります。
1.事業場内で最も低い賃金を30円~90円引き上げること
2.引き上げ後の賃金額を、その事業場の下限とすること
「助成額」
導入機器の代金の3/4 または 引き上げた賃金コースの上限額
取り組み実績
これまでご支援させていただいた取り組みを一部ご紹介します。
- 美容室…全自動のシャンプー台を導入し、賃金を90円アップ
- 歯科医院…自動滅菌機を導入し、有給の計画的付与と時間単位有休・特別休暇を導入
- 飲食店…食洗器を現行のものよりグレードアップし、賃金を60円アップ
- タクシー会社…自動点呼機を導入し、勤務間インターバル制度を導入
- 中古車販売店…カーポートを設置し、賃金を50円アップ
導入機器が助成金の目的に合っているかどうか、労働局より細かく審査があります。
導入を検討する機器が対象となるかについてはお気軽に担当者までご相談ください。
また、助成金は 計画申請 → 決定 → 導入・支払 →支給申請 の流れとなります。
申請件数によっては計画申請を早めに締め切ることもありますので、
申請のご検討はお早めに!
<関連リンク>
お問い合わせ
フクシマ社会保険労務士法人は、長年の経験と裏打ちされた実績、数多い労務士による多面的なアプローチで、お客様をトータルサポートいたします。
ぜひ一度ご相談ください。